相場での感情、期待、欲望、不安、恐怖
相場での感情は複雑です。期待、欲望、不安、恐怖、特にポジションを持っているときにはこれらの感情に支配されます。買った直後から一直線に大きく上昇した後利確したいという期待、誰もが思う理想でしょう。しかし、それが可能なのでしょうか?約定した後、株価は自分の思うようには絶対に動かない。ありとあらゆる揺さぶりをかけてくる。含み益になっていたのに急落に思わず微益で利確又は含み益が損切りになってしまう。あそこで利確していればいくら儲かっていたのにと後悔、しかも、手仕舞いした後株価は上昇して悔しい思いをする。あるいは損切りできずにズルズル下落する株価に必ず上がってくるものとお祈りして脳みそフリーズ状態になる。その時に生まれる感情、不安、恐怖で投げる。誰もがこういうトレードをしたことがあると思います。
この感情はどうすれば克服できるのか?
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自分のパターン(手法)を確立する。
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自分のパターンが来るまで待つ。
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一つに決めてそれをやり続ける。
自分のパターンを確立する。
相場においての手法は無数にあることでしょう。中長期の投資家、比較的短期のスイングトレーダー、デイトレーダー、スキャルパー、見ている時間軸はそれぞれ違う。自分の見ている時間軸で検証を積み上げて優位性のある手法を確立することが重要でしょう。
自分のパターンが来るまで待つ。
確立した優位性のある自分のポイントまでいかに待てるか。ここで重要なのは自分のポイントということです。場中チャートを見ていると思わずポジションを持ちたくなる衝動にかられます。ここで飛びついてエントリーしてしまうとほとんどが損切りになってしまいます。そうならなかったとしても自分のポイントでないところでのエントリーなので統計がとれないし、そんなことを繰り返していたら感情トレードになって永遠に勝つことは出来ないでしょう。自分のポイントが来るまで待つことが勝敗に大きく影響します。特に専業でトレードしているトレーダーはポジポジ病になって無駄なトレードをしないように心がけたいものです。
一つに決めてそれをやり続ける。
自分のパターンを決めたらそれをひたすらやり続ける。極めることが大事です。あれも取りたい。このパターンも取りたい。ブレイクでも、押し目でも仕掛けたい。そんなことは出来ません。一つのこともできない者が複数のことを出来るはずがありません。一つのことを極めてそれをやり続けることこそが相場で生き残る唯一の道です。
まとめ
相場での感情は期待、欲、不安、恐怖など持っていられない感情に支配されます。その感情を克服するには自分の手法に自信を持つことです。無数にある手法の中で自分の時間軸の中で優位性のあるパターンを決めて、決めた自分のパターンが来るまでひたすら待つ。その時が来たら躊躇せず実行(エントリー、手仕舞い)する。そして決めたパターンをブレずにやり続ける。これが相場で生き残る唯一の道
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