相場の値動きはどのようにして起こると思いますか？
ニュースでは、〇〇により買われ株価が上昇とか、〇〇により株価が下落したとか、今後〇〇により株価上昇が期待できるとか、いろいろ言われています。
株価は業績、決算が良いから騰がる。良いニュースが出たので騰がる。逆に悪い業績、決算や悪いニュースが出たら株価は下がる。・・・はたしてそうでしょうか？
そんなことで株価が上昇したり下落するのであれば、株で負ける人は皆無になります。しかし、現実は相場参加者の９０％以上は負けていると言われている。そんな状況なのです。
しばらく相場にいる人にはわかるとは思いますが株価はそんな単純なことでは動きません。もちろんそうなることも当然あります。長期的な目線では業績の良い将来性のある企業が株価は上昇するでしょう。
相場参加者の全員が勝ちたいと思っている。
好材料でも材料出尽くしと言われて株価は下落することはあるし、悪材料でも悪材料出尽くしと言われて株価は騰がることもしばしばあります。
では、なぜ業績が良いのに株価が下がるのか？業績が悪いのに株価が上がるのか。考えてみましょう。
相場に参加している全員が勝ちたい。儲けたい。金を殖やしたい。そういう思いで株を買ったり売ったりしています。相場参加者の全員がです。全員が勝ちたいと思っていてもそうはいきません。
なぜなら、買った株はいつか誰かに高く売らなければ勝つこと、儲けることは出来ないからです。例えば好決算の銘柄を全員が買って株価が急騰したとします。いつまでも買いが続けば株価は更に上昇しますがそうはなりせん。いつかは誰かに売らなければ儲けは出ないのです。
株価は人数ではなく資金量で動く
大勢の個人の思惑が買いだと思って買っても株価は上昇しません。潤沢な資金を持っている機関投資家など大口と呼ばれる小数の人の思惑の通りに動きます。それも、私達のような個人では思いもよらないような値動きをします。
大衆の思惑で株価は動く。だから、大衆心理を読み株を買ったり売ったりする。などと言われていますがそれはおおきな間違いである。と思います。大衆の思惑は負けパターンなのです。
株は安く買って高く売る。そうでないと儲けられない。何十億、何百億と資金を潤沢に持っている大口投資家は株を買うにも自分の買いで株価が上昇してしまっては高く売ることは出来ません。
大口は株を安く買うためにあらゆる揺さぶりをして個人の持っている株を投げさせて大量に買い集める。あなたの投げたそこが底で株価が爆上げした。そういう経験がだれしもあることでしょう。
その大口も更に大きな資金を持つ大口の思惑と違うと逆行されることになるのです。だから、私達個人の思惑、予想が当たるはずがありません。たまたま以外には必ず外れるのです。
誰もが思うことは実現しない。テレビや新聞で言われていることは起こらない。逆に大口はニュースを利用して儲けようとしている。だからニュースでは動かないようにする。大衆の一員にならないようにする。その考えたほうが相場の本質です。
では私達個人はどのようにしたら良いのか。
株価の値動きは千差万別です。当然これから起こることは誰もわかりません。個人はもとより機関投資家でさえ分からないのです。誰もわからないものを予想して勝てるはずもありません。
一度や二度勝てたとしても偶然であり、再現性はありません。その後勝ち続けることは出来ないのです。いつかは大きく資金を飛ばして退場、そうなる可能性が大きくなるのです。
過去チャートを検証して勝ちパターンを発見して、期待値がプラスの自分の勝ちパターンを作る。自分の勝ち方を見つけるのです。それが自分の売買ルールです。
自分の売買ルールを見つけてそれを繰り返す。買っても負けてもひたすら繰り返す。それが出来るように日々精進していきたいものです。
まとめ
- 値動きは人数ではなく資金量
- ニュースで動かない。
- 未来のことは誰もわからないので自分の売買ルールで動く。
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